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INTERVIEW : Glen E. Friedman

Chapter 2.

陽:グレンはFUGAZIのことが大好きだよね?どんなところに魅かれるんだい?
G:彼らの音楽は、オリジナルであって常に何か新しいことをやって、いつも前に進もうとしてるバンドなんだ。いい奴だしね。彼らは親友なんだ。それにビジネスのやり方もいい。規範にもなってる。何故なら、彼らは自分たちのやってることを信じてるんだ。
多くのメジャーからのオファーを断り続けてるだろ。金を稼ぐことなんかは眼中に無いんだ。パンクバンドが「俺達はセルアウトしないぜ」なんていってるけど、誰も奴等にセルアウトしてくれなんて頼んじゃいないよ。単にメジャーから相手にされないだけだろ。何故なら奴等の音楽はクソだからな。殆どの奴はクソだ。だがFUGAZIは違う。沢山の人間が寄ってくる。資本は彼らを必要としてるんだ。でもオファーを断るときだって丁重だよ。「今で満足してるよ」ってね。FUGAZIは自分たちの活動にかかる金をすべて自分でコントロールしている。彼らにとって大切なのは自分を見失わないことなんだ。
金を作ることはそんなに大切なことじゃない。だが、大企業は違う。それにはスポンサーが必要だ。だから殆どの雑誌で平気でタバコや酒の広告を出してるんだ。紙は木からつくられるから、環境にも良くない。木に印刷してるようなもんだ。殆どの雑誌は俺にとってなんの意味も持たない。ロクでもない広告でスペースをうめてるだけだからな。今、何万という雑誌がマッキントッシュでテキトーに金のためだけに作られている。本来雑誌ってのは人が見たり、聞いたりしたアイデアを皆でシェアするための場だろ。雑誌の広告は殆どがタバコかアルコールだ。地球上で100万人もの人が毎日そのために死んでるのにもかかわらず、だ。狂ってるよ。
何で俺が雑誌専属のフォトグラファーにならないかっていうと、タバコの広告を出してる奴等と働きたくないからなんだ。奴等にとおて雑誌は企業の製品を売るための道具でしかないんだ。だからクソバンドをとりあげたりクソモデルやその他クソ野郎共の記事を平気で書く。スペースをうめるために。俺が雑誌を見ても面白いものなんか一つもない。スケート雑誌だってそうだ。同じことを繰り返してるだけだ。中にはいいのもあるけど、内容の殆どは退屈だ。だから、3カ月に1回とか、1年に2回とか、1年に1回とかにすればいい。
何で毎月なんだ!!(激怒)
そんなに新しいことがあるか?ないだろ!広告で金を稼ぎたいからだろ。そんなクソくだらねえ動機で雑誌を作ってるんだ。
陽:奴等にとっては金が一番重要だから。
G:そう。しょうもない記事をタバコのADで結んでハイ、できあがり。
陽:中身はどうでもいい。
G:ニューススタンドに100部の雑誌が置かれていたころはスケートマガジンも置かれていた。今は1000部の雑誌が置かれていて、その中は女優のファックのことばっかだ。アメリカで一番売れてる雑誌はなんだと思う?TV GUIDEだぜ。
テレビ番組だってそうさ。番組の内容なんてコマーシャルとコマーシャルとの間の穴埋めでしかない。どんな会社がスポンサーになってるかって、その多くはタバコと酒だ。そんなものを平気で宣伝してやがるんだ。
まあ、お前がテレビのエンターテイメントにうつつを抜かそうがそんなことはどうでもいいさ。俺だって少しはテレビ見て、それなりに楽しむからな。ただ、注意深くね。俺はテレビを見るとき、コマーシャルになった瞬間に!ミュートボタンを押すんだ。そんな物見たくないからな。それに俺は全然物を買わないしね。友達に日本のお土産ぐらいは買ったけど。でもそんなのは些細なもんさ。とにかく人々は物を買いすぎる。そんなに必要か?違うだろ。毎週服なんか買う必要ないんだよ。捨ててるようなもんさ。

陽:日本人は特に。
G:日本は大きな消費国だ。

陽:だから金を必要とするんだ。
G:そんなに金のために働くことはない。それで物欲をなくせば金のために悪いことをしなくてすむだろ。大金を儲けてる奴等は大体ろくなことしてないだろ。大企業やその上に立ってる人間の殆どは金のために何らかの形で悪を働いている。いったい何で金持ちになんかなる必要があるんだ?! 理解に苦しむよ。

陽:物欲って恐ろしいよね。すべて自分でコントロールしていかないと。グレンがストレートエッジだってのもそういうことからなの?
G:ストレートエッジについてか。多くのキッズはタバコ、酒、ドラッグをやってるような奴が反逆者だと思ってる。
REBEL、ここ重要なとこだからちゃんと聴いてろよ。この部屋の写真はみんな反逆者達だ。物事を変えたい、システムに対抗するってことだ。キッズたちが反抗的でカッコいいと思って酒やタバコに手を出すのは全然話にならない。親に反抗してるだけさ。自分を強く見せて、システムに反抗してると思ってるんだけど、逆だ。実際はアメリカ最大の産業を支えてるのさ。クスリだって同じだ。政府がある種のドラッグを開放してる国だってある。人が酒、タバコ、ドラッグでリラックスを求めることを国は知ってるのさ。それのどこが反抗なんだ?!

陽:コントロールされたほうが楽だからね。でも人はそれがポジティブであると勘違いいちゃうんだ。
G:そう、実際はコントロールされてるんだ。体制は人々が自分で自分をコントロールすることを望んじゃいない。阿呆で社会的意識の薄い人間でいるこを望むんだ。酒でも飲んで腑抜けになって大人しくしてもらうのが連中のご希望さ。人間のことなんか関心が無いんだよ。奴等は。もしみんながタバコ、酒、ドラッグをやめたらみんなこう思うはずだ。「何でみんなそんなことやってんだ、何で政府や会社は俺達をこんなふうに扱うんだ、世界で何が行われてるんだ」ってね。みんなが意見をいいあって、世界を変えることだってできるんだ。みんなが住みやすい世界にね。

陽:みんなが意識を高めなきゃね。
G:俺の多くの友達はタバコを吸い、酒を飲む。そんなのかっこよくもなんともない。でもそれでなんの疑問も感じないのならそれいいさ。周りのことに疑問を抱かないんならね。だが俺は疑問を持ってる。ナショナリズム、貧富の差、日本の部落差別、性差別、俺は疑問を持っている。酒を飲んで、パーティしても何も変わらないんだ。本当にシステムを変えたければ自分で考え、発言すべきだ。自分が変われば周りも変わっていくんだ。
それに今までドラッグやろうなんて思ったこともないね。酒も飲んだことが無い。いったいお前が初めて酒を飲んだとき、うまいと思ったか?違うだろ。他の大人たちがやってることだから、これが普通なんだからと思い込んで飲み続けるんだろ。そうやって知らず知らずのうちにコントロールされちまうんだ。リーダーはそういうことに反抗する人間が出てくることは望んじゃいない。だが俺は外から俺をコントロールしようとする奴等と戦い、反抗する。ストレートエッジであるってことはそのことの喩えでしかない。バカみたいに無意識に支配されたりしない。
だいたい俺はパーティが嫌いだ。でもいい時間を過ごすことは俺も好きだよ。音楽を聴いたり、友達とつるんで映画を見たり、ゲームしたりスケートしたりしてリラックスするのはもちろんいいことだ。ただ一度バカなことをやりだせば、地球や自分や両親、苦しむ人々や動物に悪影響を与えることになる。俺がヴェーガンになったのもおなじ理由からさ。

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